睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群は読んで字のごとく、
「睡眠時」に「無呼吸」になる病気です。
英語ではSleep Apnea Syndromeと書きます。
頭文字をとって「SAS(サス)」とも言われます。
「無呼吸」とは10秒以上の呼吸停止と定義され、
無呼吸が1時間に5回以上または一晩(7時間の睡眠中)に
30回以上ある方は睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
寝ている間の無呼吸に私たちは気付く事が難しいため、
検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。
日本人のSAS潜在患者数は940万人以上といわれており、
30~60歳代の約7人に1人が該当します。
SASは生活習慣病や心臓病、脳卒中と深い関係があることがわかっています。
〈各疾患との合併頻度〉
・高血圧:59%
・治療抵抗性高血圧:83% *種類の降圧剤を使用しても血圧が下がらない
・糖尿病:86%
・慢性腎臓病:65%
・心不全:69~76% *心不全のタイプによって異なる
・心房細動:81%
・脳卒中:71%
無呼吸が続くことで生活習慣病や心臓病、
脳卒中を発症する可能性があることや、
昼間の眠気が原因の交通事故、労災事故に
関係するため、ご本人だけではなく社会的にも問題になるのです。
しうかしながら実際に医療機関を受診して治療を
行っている患者さんは約37万人に留まっています。
以下のセルフチェックを実施してみて、
「もしや?」と思われた方は当院に相談して下さい。
〈検査について〉
①簡易検査:自宅での検査
(気流センサーとパルスオキシメーター)
↓
10日前後で外来結果説明。担当医が必要と判断した場合には
↓
②PSG:個室1泊入院(15時30分来院、翌朝退院)
(ポリソムノグラフィー)
↓
10日前後で外来結果説明。結果により治療方針を決定します。
〈費用について〉
・簡易検査:約4,000円(3割負担の場合)
・PSG検査:約30,000円(3割負担の場合)
〈治療について〉
①生活習慣の改善
減量、飲酒を控える、横向きに寝る
②CPAP(シーパップ)治療
就寝時に鼻マスクを装着してマスクを通じて空気を送り込み、
気道を押し広げて喉のふさがりを防ぐことで無呼吸を改善します。
現在、中等症以上のSAS患者さんに対する治療の第一選択となっています。
③マウスピース治療
就寝時にマウスピースをつけて下あごがやや前に出るように
噛み合わせることで、舌の落ち込みや喉がふさがるのを防ぎます。
軽症のSAS患者さん、CPAP治療が出来ない患者さんに対して行います。
④耳鼻科的治療
扁桃腺が大きいなど耳鼻科的な治療の適応がある場合には、
専門の耳鼻科受診をおすすめしています。
〈検査について〉
①簡易検査:自宅での検査
(気流センサーとパルスオキシメーター)
↓
10日前後で外来結果説明。担当医が必要と判断した場合には
↓
②PSG:個室1泊入院(15時30分来院、翌朝退院)
(ポリソムノグラフィー)
↓
10日前後で外来結果説明。結果により治療方針を決定します。
〈費用について〉
・簡易検査:約4,000円(3割負担の場合)
・PSG検査:約30,000円(3割負担の場合)
〈治療について〉
①生活習慣の改善
減量、飲酒を控える、横向きに寝る
②CPAP(シーパップ)治療
就寝時に鼻マスクを装着してマスクを通じて空気を送り込み、
気道を押し広げて喉のふさがりを防ぐことで無呼吸を改善します。
現在、中等症以上のSAS患者さんに対する治療の第一選択となっています。
③マウスピース治療
就寝時にマウスピースをつけて下あごがやや前に出るように
噛み合わせることで、舌の落ち込みや喉がふさがるのを防ぎます。
軽症のSAS患者さん、CPAP治療が出来ない患者さんに対して行います。
④耳鼻科的治療
扁桃腺が大きいなど耳鼻科的な治療の適応がある場合には、
専門の耳鼻科受診をおすすめしています。