当院の取り組みについて

複数の医療専門職が同じ目的を持って情報を共有し、ときに業務分担や役割の補完をしながら治療計画を立案。計画にもとづいて治療を実行することで、個別に治療するよりも患者さんに寄り添ったケアを実施できます。

当院でも、様々なスタッフが多角的にアプローチし、より良い医療を提供できるようサポートしていきます。

当院では、複数の専門職種で構成された「チーム（委員会）」で診療やケア等に当たっています。

以下に、代表的なものについて紹介いたします。

◆医療安全対策（リスク管理）チーム
当院では、（患者・検体・部位）誤認の防止対策を中心に、転倒・転落防止、医薬品の安全管理、医療機器等の安全使用、医療情報等の適正管理などに努めています。構成員は、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師などが中心になります。
病院内で発生した多くの事例（インシデント・アクシデント）を収集・分析・検討することで、同様事例の再発防止に努めています。

◆感染対策チーム
病院内には抵抗力の弱い患者さんが数多くいますので、感染防止対策は医療安全対策と同様に、当院における重大な責務と考えています。本院では、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職員を中心にICT（感染対策チーム：Infection Control Team）を結成し、感染防止に取り組んでいます。

◆骨粗鬆症リエゾンチーム
骨粗鬆症リエゾンチームは、骨粗鬆症の早期発見と予防・治療に力を入れています。また、患者様の生活の質の向上を目指し、生活習慣の改善や栄養指導、運動指導も行っています。
当院では認定医1名、骨粗鬆症マネージャー3名を中心に看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、放射線技師、臨床検査技師、医事課スタッフで構成されています。患者さんの状態に合わせた治療計画をもとに専門的な治療、継続的なフォローを行い、骨粗鬆症による骨折リスクの低減を目指しています。

◆褥瘡対策チーム
当院の褥瘡対策チームは皮膚科医師、薬剤師、栄養士、医療事務の多職種で構成されています。適切な褥瘡ケアや褥瘡予防ケアが提供できるよう、様々な職種が協働しそれぞれの専門分野の視点で話し合っています。
また、毎週褥瘡のラウンドを行い早期対応ができるよう努めています。